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親知らずは顎の骨の隅の方(下顎角)でおかしな形に出来てしまったり、歯の方向が傾いて(真横を向いて)しまい一生出てこない場合が多くあります。
また出てきても生える場所が少ないため歯の頭の一部だけがお口の中に見えてきたりします。
そうなるとこの場所は歯磨きなどの清掃が非常に難しいため、むし歯(親知らずだけでなく手前の歯も)や歯周病になりやすい状態になります。
また、上あごの親知らずは咬んだときに反対側の歯茎や頬のお肉にぶつかったりこすれたりして痛みや腫れにつながる事もあります。
このことから親知らずの周りは炎症を起こしやすく(智歯周囲炎)下あごに完全に埋まっている親知らずでは歯の頭の周りに袋状の病気(含歯性のう胞)やできもの(エナメル上皮種)をつくる原因になることもあります。
また親知らずがあることによって手前の歯の歯並びに悪い影響を与えることもあり、この事が顎関節症の遠因になっている場合もあります。
このように親知らずは歯本来の「噛む」という機能を果たさない事が多いだけでなく逆に口の中の健康を阻害することがあるため抜かなければならない事が多くあるのが現状です。 |
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親知らずの抜歯の難しさはその歯の位置と状態によりかなり異なります。
上あごの親知らずに多いですが麻酔をした後にそのまま器具で1分ほどの時間で抜ける場合もありますが、下あごの親知らず等は真横に向いている(水平埋伏智歯)場合が多く、歯の真ん中を器具を使って細かく分割をして抜く事になりますが親知らずの歯の根は曲がっていたりいびつな形をしている事もあり抜歯が難しい場合があり、小1時間かかることもあります。
また、下あごの骨の中には下顎管という大きな神経と血管の通り道があり、親知らずの根の先が下顎管に非常に近くにある場合も多くあり、その場合下顎管を傷つけない様に細心の注意が必要です。
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術者の立場からでは一般的には、16〜17歳時の親知らずの歯の頭は「歯のう」という袋状の組織で覆われているためまた歯の根も半分くらいしか出来ていないため比較的抜歯しやすい時期と言われています。
この時期以後は歯のうが骨に置き換わり、また歯の根が出来てくるため抜歯が難しくなってくると言われています。
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抜歯をする際に、我々歯科医師は細心の注意を払って行いますが、まれに次のようなことが起こる場合があります。
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親知らずの根が神経に近いため、神経に傷が付き、麻痺や痺れなどがおこる。
治療法・ビタミン剤などの投与
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出血が止まらない
(元々出血しやすい病気があったり血管が傷ついたために起こる)
治療法・止血剤の投与や傷口を縫ったりして止血をする
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抜いたところが感染症を起こしてしまう
治療法・抗生物質の内服。すでに飲んでいる場合には、変更する。
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ドライソケットをおこし、強い痛みを引き起こす
治療法・抗生物質を投与、消毒や洗浄を繰り返してなおるのを待つ。
※ドライソケットとは・・・抜いた場所では血餅(血の塊のこと)が出来て傷を治そうとしていますが、血餅が取れ、歯槽骨が露出してしまい、炎症を起こして強い痛みを引き起こしている状態
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止血をするため、抜歯後は1〜2時間はうがい、食事はやめてください。
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麻酔が効いてしびれているので、舌や唇、頬の粘膜などを咬んだり、やけどに気をつけましょう。食事の時、固い食べ物、酒は避けてください。
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血が出てくるようならば、清潔なガーゼを抜いた所において、暫く咬んでいてください。(15分程度)血がにじむ程度ならば問題がありませんが、それでも血が止まらない場合にはすぐに病院に連絡してください。
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抜歯をしたところを舌や指で触ったり、吸ったりしないでください。また、強くうがいをすることも避けてください。軽くうがいをするぶんにはかまいません。
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化膿をおさえるための薬は、きちんと飲みましょう。
痛みがあれば、鎮痛剤を飲んでください。
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抜歯をした当日、痛みが強く続く場合、頬を冷やしてもかまいません。
次の日からは、冷やさないで下さい。なおりが悪くなります。
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当日は、激しい運動や入浴は控えてください。
シャワーを浴びる程度ならばかまいません。
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消毒のための受診は、医師の指示にしたがってください。
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