
<顎関節症とは?>
顎関節症は‘あご’の関節や筋肉の病気で、口を動かしたときに‘あご’が痛い、音がする、口が開きづらいなどの症状が出ます。また、口や顔には原因のよくわからない慢性的な痛みが出ることがあります。このような顎関節症や口腔顔面の慢性痛をもつ患者様に対しては町の歯医者さんではなく、専門医が治療にあたる必要のある場合が少なくありません。
そこで岡山大学歯学部付属病院では関係する各診療科から専門医を集結し、集学的なチームアプローチにより、顎関節症の患者様や口腔顔面に慢性痛をもつ患者様の診断・治療を行います。
<治療内容>
治療法には、薬物療法(消炎鎮痛剤、抗不安薬、抗うつ剤、漢方薬などの投与)、スプリント療法(上下の歯の間にマウスピースのようなものを夜間装着する)、咬合治療(噛み合わせの異常を修正)、理学療法(顎体操、開口訓練、温熱療法、マッサージなど)、神経ブロック、外科治療(顎関節注射療法、顎関節洗浄療法、顎関節鏡視下手術、形成手術など)があります。多くの場合、どれか単独ではなくいくつかを組み合わせて治療を行いますが、患者様の90%以上において外科治療を行うことなく保存療法により良好な治療結果が得られます。保存療法の効果がない患者様については、必要に応じて外科治療を行います。
<受診するには>
基本的には、各曜日午前中、予診室にお問い合わせいただければ、その日に簡単な検査(問診、診査、X線検査など)行い、精密検査や応急処置が必要かどうか判定します。精密検査が必要と思われた場合には、歯科放射線科や担当専門家で予約を取り、改めて来院頂きます。本院にかかられておられる患者様の場合には直接診療日に予約を取ることが可能です。もちろん他の治療が必要な場合には他科へ随時紹介差し上げます。多くの患者様の場合には、関連他科や地域の開業歯科医院等に併行して受診していただきます。
<お問い合わせ先>
岡山大学歯学部付属病院 第1補綴科 矢谷博文(086-235-6680)(教授室)