ビタミンDental32号
1.なかの歯科クリニックだより

先月から、子どもさんを対象とした新しい予防クラブ「みがキッズ☆クラブ」がスタートしました。嬉しいことに、早くも数多くのみなさんが趣旨に賛同してくださり、出足から入会者数が予想以上の伸び上がりです。
これからも、多くのお子様の歯を虫歯からまもるための取り組みをがんばろう、とみんな張り切っています。みなさまの更なるご協力とご参加をお願いいたします。みなさまのご協力とご参加をお願いするとともに、今後の展開をどうぞお楽しみに。


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明るい笑顔とすばらしい気配りでなかの歯科の来院者のみなさまはもとより
スタッフまでも癒してくれていた歯科衛生士・三宅が今月より産休・育休のため
しばらくお休みを頂きます。

2児の母となってさらに成長した彼女が戻ってくるまで、
みなさま、しばらくお待ちください。
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歯科の最新情報 おもしろエピソード

昨年末、日本呼吸器学会、日本循環器学会、日本口腔外科学会など9つの学会が共同で、日本で初めての本格的な「禁煙ガイドライン」を発表しました。

このガイドラインには、医師や歯科医師が喫煙者に対して行う禁煙指導の方法や、非喫煙者が将来喫煙することを防ぐための"防煙"などについて書かれています。

医師だけでなく「歯科医師」も含まれていることに、大きな意義を感じます。
以前にもこの欄でお伝えしたように、喫煙は口腔・咽頭ガンのリスク、歯周病の進行と治療に対する抵抗性に大きな影響を与えます。また、煙が直接触れる口や喉、肺のガンだけでなく、脳梗塞や虚血性心疾患などの発症リスクをも高めます。女性の場合、流産や早産、さらに心身に異常を持つ子どもを出産するリスクも高まるとみられています。

このように、健康に対して多大なリスクである喫煙に対する取り組みが先進国の中できわめて遅れていた日本の医学界でも、ようやく喫煙を"喫煙病"という病気ととらえ、日常の診療で診察・治療するようになったのは大きな前進です。

とはいえ、医師、歯科医師の喫煙率が20%とも30%ともいわれる現状では、なかなか一般の方に禁煙の重要性を伝えることはできないでしょう。

まず隗より始めよ。

歯周病治療・口腔ガン治療に携わる歯科医師がまず、率先して禁煙を行っていくべきだと思いますが、いかがでしょうか?


ビタミンDental
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院長 中野浩輔が皆様の心と体にビタミンのように
はたらくエッセイをお届けします。
ちなみに「ビタミンF」作家 重松清は院長と同じ
昭和38年岡山県生まれです。
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No.38歯科医院グアム研修旅行「 チャレンジ」

なかの歯科は今年、歯科医院研修旅行としてグアムに行ってきました。
今回は、その数日間のうちの3日目の話題をご紹介します。今回の私の、そして研修旅行の大きなキーワードは「チャレンジ」。

スタッフのお手本となるチャレンジする行動とは何か?私は数ヶ月前から自問自答して遂に見つけたビッグチャレンジ。それはスカイダイビング!!!大空からのフリーフォール。

朝7時40分にホテルのフロントにスカイダイブグアムのピックアップのバンは到着した。
グアム出発の1週間前に決心した私は「危険すぎる!」と大反対されることを予想の上に、妻に恐る恐る切り出した。「グアムでチャレンジする!スカイダイビングに挑戦する!!」

すると妻は「私もずっと昔からスカイダイビングやりたいと思っていたの!」
エッ!ずっと昔から??わずか1分で二人のグアムでのスカイダイビングは決定した。

ピックアップのバンはグアム国際空港の裏側にあるスカイダイブグアムの事務所に到着した。折角のチャレンジなのに朝からどしゃぶりの雨!先行きが不安。
そこではスカイダイビングの詳しい話があると思っていたら説明のほとんどは誓約書の書き方に終始した。

「私はスカイダイビングの危険性を熟知している」
「もしスカイダイビングで死亡したり、重篤な障害を受けても、異議を申し立てない」
「何が起きても決して告訴しない」
「家族の裁判の権利も全て放棄する」

数十ページに及ぶ誓約書に目を通してサインするだけでかなりの時間がかかった。
要は「あなたがダイビングで死んでも、私は知りませんよ!絶対訴えないでね!!」と言う誓約書にサインするのだ。訴訟社会のアメリカらしいと言えばそれまでだが余りいい気はしない。
つなぎのウエアに着替えて、タンデムダイビングする人を紹介された。私のタンデム相手はロシア出身で先日までスカイダイビングの世界記録保持者であったAさん。元世界記録保持者と死ねるのなら本望か?

大きな飛行機の格納庫から滑走路に出て行く私のBGMはトップガン!気分はトムクルーズ!プロペラのセスナ機には座席は無く、ドアもない。そのセスナ機は滑走路を走って、離陸してどんどん上昇してゆく。あれほど降っていた雨はあがり、青空が出てきた。

ついているかもしれない!!

今回のチャレンジは始めてのスカイダイビングなので2400mから飛びたいと思っていた。しかしオフィースで説明を受けるうちに最高の4200mからに変更した。
今回の目的は「チャレンジ」なのだ。

4200mとは富士山の山頂より高い!大きく旋回しながらセスナはどんどん上昇する。ホテルも建物もグアム島までもがどんどん小さくなってゆく。ここら辺りから私は大変心細くなってゆく。
「まだ上がるの?」「もういい加減飛ぼうよ!」まだまだ上昇する。

4名の参加者のうち、私がファーストダイビングに選ばれた。光栄なことだが「飛び降りるのを怖がったら、かっこ悪いよね!」とか「まさか、おしっこはチビラナイよな?」とか不安はどんどん大きくなってゆく。

横の男性を見ると同じようにかなりビビッている、顔が引きつっている。たぶん私の顔もかなり引きつっているはずだ。その反面2人の女性のリラックスしていること!これからの時代は女性が主人公。高度4000mから改めて女性の時代を感じる。
予定の高度4200mに到着!ドアに向かい下を見下ろす。高すぎて恐怖感すら感じない!頭が吹っ飛ぶ!!
ダイブ!!
凄い風圧!耳がギャンギャン音を立てる。寒い!!
鼓膜が破れるかも?死なないでも後遺症が残ったり?と意外に冷静に感じる。

60秒ほどのダイビングの後にパラシュートが開き!一気に上方に体を引かれる。
助かった!開いたぞ!!パラシュート!!!

助かったと思った私だったがそこからが地獄を見るのだった。ダイビングで落ちてゆく時は感じなかったのだがパラシュートが開くと、それからがジェットコースター状態が続く。乗り物に弱い私は、すぐに乗り物酔いをするのだ!そう言えばセスナ機で既に気分が悪くなっていた。

強度の緊張と恐怖感で感じなかったのだ!!

パラシュートが開くのと同時に恐怖感、緊張感は無くなったが、ひどい乗り物酔いの気分の悪さが押し寄せる。ゲーッ!吐きそう。

ここで吐くと後ろの元世界記録保持者ロシア出身のAさんにゲロを吐きかけることになる。空を飛びながらゲロを吐き散らすわけにはいかない。

チャレンジ!

ぐっと飲み込んで我慢する。5、6分の空中遊泳はかなりグルグル状態で本当に私は泣きたくなった。
地上に到着すると、その場にへたり込む私であった。オフィースのトイレに直行して、とりあえず胃の中の全ての物をその場に吐き出す。そして何とか元気になる。

チャレンジ!
が、ピックアップのバンでホテルまで送ってもらう途中、また口の中に胃液が溢れてきた。
やばい!吐く!!一度吐いたゲロを気力で飲み込む!
私の異常を察知したドライバーは道端に車を停めてドアを開ける。2度目のゲロを吐いた私は口の中で止める限界が来ていた。

ドアが目の前で開かれて、目の前の妻が外に出る姿をスローモーションのように感じながら私は我慢しきれなく、ゲロを前の妻の背中にぶちまけるのだあった。

チャレンジ!シバかれる。


副院長のコラム

1959年7月28日の朝日新聞の社説「天声人語」は次のように述べています。
「・・・池のコイや金魚に残飯ばかりやっていると、ブヨブヨの生き腐れみたいにな
る。パンくずを与えていれば元気だ。米の偏食が悪いことの見本である。若い世代は
パン食を歓迎する。大人も子供の好みに合わせて、飯は1日1回くらいにした方がよ
さそうだ。」
朝日だけでなく、他の新聞にもこのような米を否定的にとらえる記事が当時たくさん掲載されました。マスコミがこのような論調になってしまえば、米がダメージを受けるのは避けられません。

しかも、この時期が農村の復興期と重なります。ようやく米の生産が軌道に乗り、米が自由に食べられるようになった矢先の出来事であったため、米は壊滅的なダメージを受けました。それが現代まで尾を引き、日本を世界最低レベルの食料自給率40%という国家にしてしまったのです。

さらに日本の暴走は加速します。1960年に出版された本には次のように書かれています。

「・・・以上にみた栄養の国際比較図において、日本がどのような地位を占めているか確かめてみることにしよう。一口にいってそれは、世界の最低グループに属しているといっていい。

澱粉質食品についてだけはほぼ飽和状態に達しているものの、総摂取量も、東南アジア諸国をわずかに上まわる程度。動物性蛋白の摂取量は、たとえばアメリカの5分の1に過ぎない。しかも、内容的にいうと、日本人の食べている動物性食品のうち55%は魚に頼っており、畜産物は牛乳20%、肉と卵がそれぞれ12%に過ぎない。

これに対して外国の場合は、動物性食品の大部分が畜産物なのである。かくして、たとえばオーストラリアでは、1日に1人400gの肉を食べているのに対して、日本では僅かに10g。

フィンランドではバターを除く牛乳および乳製品の消費が1日1ℓにもおよんでいるのに対して、日本のそれは、飛躍的に増えたといいながらなお
40mlに過ぎないといった状態で、国際的には問題にならない低さである。

日本人の食生活水準は、何故このように低いのであろうか。その原因の1つは、明らかにわれわれの生活全体の貧しさにある。
(『食生活はどうなるか』中山誠記著・岩波新書)

 欧米先進国の食生活を基準にしたこのような考え方は、当時「食生活近代化論」と呼ばれていました。欧米先進国に追いつくためには、彼らの食生活を真似る必要がある。日本は米や魚ばかり食べているから貧しい国で、欧米先進国は小麦や肉・卵・牛乳を食べているから豊かな国であるというのです。

 今考えると栄養学的には全く根拠の無い理論です。たとえば、動物性蛋白質の問題に関しては、コレステロール・中性脂肪が増加し、動脈硬化の原因になる飽和脂肪酸を多く含む肉はとり過ぎないほうがよいと言われています。

また、牛乳に関しては、日本人は特に「乳糖不耐性」といって、牛乳に含まれる乳糖という糖分を体内で分解できない人が95%であり、ほとんどの人がその栄養素を上手く体に取り込むことが出来ないことが分かっています。
 
結局、当時の近代化と言うのは、欧米を基準にした、ただ単にかれらに追いつくことだけを考えた、他には根拠の無い理論だったのです。

(つづく)


今月のスタッフからウエスティンマウイ、カアナパリ、リゾート&ビラ / マウイ島(ハワイ)
についてご紹介しています。
詳しくはこちらから




3月3日
桃の節句。
女の子が健やかに成長し、病気や事故なく幸福な人生を過ごせるようにとの願いが込められた
ひな祭りとして現代に伝わる節句です。元々は3月上旬の巳の日に、人形に穢れを移して川や海に流していた行事が発展して今の「ひな祭り」になったといわれています。


編集後記

そろそろ春らしい情景が目に映るようになってきました。「1月は往ぬる、2月は逃げる、3月は去る」とはよく言ったもので、もうすぐ今年度も終わりです。

なかの歯科も先月から慶事が続いていますが、そんな中で衛生士三宅とのしばらくのお別れがありました。3月は別れの季節でもありますね。春は別れと出会いの季節。
今年はどんな出会いがあるのでしょうか。


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