そして運命の11月24日の当日。

前日はいつものように眠れなく
早朝の4時に目が覚めて再び眠れない。

小心者の自分を、あざけ笑いながら
パソコンと鏡に向かい、時間を計りながらの
身振り手振りでのプレゼンの練習!!

額から汗が流れる位!3時間みっちり行う。

本番で緊張のあまり、セリフや振り付けを忘れても
例え私が記憶を失っても、潜在意識だけで
完璧に演技ができるように、慎重に慎重に
確認を続ける。

朝9時前から会場の岡山シンフォニーホールに集合!
気合の入ったリハーサルが続く!

ファイナリストの誰もが凄く緊張していて
ほとんど誰とも口すらきかない!

特別な緊張感が数時間も続いた。

そして午後1時からの本番が始まった。

本番のプレゼンはほとんどのプレゼンターがパソコンを前に
原稿読み上げるだけの中、私と他にもう2名ぐらいの方は
完璧に原稿を暗記しており、ステージの前に出てライトを
浴びながら身振り手振りの説明を行った。

やり切った!!

私のプレゼンは少しのミスはあったものの自分の中では
98点の点数をつけるぐらい悪くないプレゼンだったと思う。

凄い小心者の私は実は意外に本番には強いタイプなのだ。


結果発表の時に、私は最低でも対象100万円
可能であればいや絶対にグランプリ200万を取ろうと心に誓っていた。


順番に各賞読み上げられる中、私の名前は呼ばれることは無く、
最後のグランプリの発表になった。

私はその時は半分以上グランプリを取れる気で正直いたのだが、
実際グランプリを取ったのは同じスクール生だった
桃の保存の話をされた土居さんだった。

正直かなりショックだった。

岡山弁で言うと「ふうがわりー!」
そんな気持ちを感じた。

妻にもスタッフも、友人にも
「私が必ずグランプリを取ります!」と宣言した結果
全く結果を出すことは出来なかった。

「ふうが、わりー!」


私をより落ち込ませたのはコンテスト後の受賞者交流会のことだった。

今回、岡山イノベーションコンテストの主催だった山陽新聞さんとか中国銀行さんとか
関連企業さんの役員とかの方がたくさんいらっしゃる中、交流会が開催された。

賞を取ったものには、多くのマスコミの方が取材に訪れ、多くの方が挨拶に訪れ、
称賛される中、ファイナルまでは残ったが全く賞を取らなかった私には
わずか1名の方が名刺交換に来られただけで、後は誰からも全く相手にされることはなかった。

入賞者に光が当たれば当たるほど、その他の私たちには
闇が深く刻まれた。

今回私の応援にはなかの歯科のスタッフ一同、及び友人、
仕事を休んでまで先輩に来てもらったり、岡大歯学部のサッカー部の
後輩もたくさん集まってくれて一生懸命に応援をしてくれた、

多くの方からコンテストの後、
「プレゼントと応援だけは1位だったね!」と褒めてもらった。

嬉しい反面、内容が無かったからだとまた少し辛く感じた。


しかし、今回はまだ受賞するタイミングではなかったと1日で頭を切り替えた。

来年、またこの岡山イノベーションコンテストに参加するかどうかは未定だが
参加するのであれば再びグランプリを取るために努力したいと思う。

今回はファイナリストになったものしか見えない経験をさせてもらい、
ファイナリストにしか見えない景色を多く見させてもらった。


私の今後の人生には大きなプラスになったと思う。

55歳が起業したらまずいか?そんなことはない。

マクドナルドのレイクロックも カーネルサンダースも55歳を過ぎてから
あれだけ大きいことをした。

私の歩みは決して止まらない。